お部屋の整理や故人の持ち物を整理している時に、ダイヤがふんだんに利用されている宝飾品が出てくることがあるかもしれません。
ダイヤが利用されている宝飾品は、金・プラチナ製品であることも多いので、たとえご自身にとっては不要なものであっても、専門店に売却依頼をすれば、かなりいいお金になることが予想されます。
今回は、ダイヤの査定を依頼した際に、担当者が不在などの理由で預かり対応をされることのある理由についてお伝えします。
目次
ダイヤの買取を依頼しようと思ったら
担当者が不在で預かり対応を提案された!?
ダイヤの買取に対して預かりを提案された?
手持ちの現金が足りない時に質屋やリサイクルショップを利用する、という人は少なくありません。まとまった金額が必要なケースでは、所有しているダイヤモンドの指輪やネックレスを売却する、という人もいます。
買取業者やリサイクルショップでは「買取」が原則であるのに対し、質屋では「預かり」を提案されることがあります。
とりわけ、婚約指輪など大切な思い出があるアイテムに関しては、預かりを勧められることが多いようです。では、ダイヤモンドの「買取」と「預かり」で悩んでいる場合、どんなポイントを覚えておくと良いでしょうか。キーワードは「利息」と「保管期間」の2つです。
預かりを選択すると、ダイヤモンドは「融資をするための担保」として質屋が預かることになります。つまり、あくまで「預けているだけ」なので、定めされている手続きを行うことで取り戻すことが可能なのです。
その際には、融資を受けた金額の全額に加えて、返済までにかかった期間分の利息を支払う必要があります。利息の利率は3%から8%前後が一般的で、多くの質屋では査定額が高額であればあるほどこの利率は低くなるように設定されています。
もう1つのポイントは「保管期間」です。預かりは無期限に行われるわけではありません。質預かり品の保管期間は基本的に3カ月間であり、その間に買い戻し手続きが行われない場合には「質流れ」となり、取り戻すことはできなくなるのです。
店によっては保管期間の延長を受け付けている場合もあります。ただし、その分買い戻しに必要な利息額は大きくなっていきます。ですから、3カ月以内にお金を工面して買い戻す見込みがあるのかどうか、前もってきちんと考えておきましょう。
一般的に「買取」の方が「預かり」よりも高い金額で融資を受けることができます。「最初から買い戻すつもりがない」もしくは「買い戻したいけれどお金を準備できる見込みがない」というケースでは、預かりではなく買取をしてもらうと良いでしょう。
※当店では質草としてお預かりすることはできません。
店長などの責任者や専任の担当者がいない
高級ジュエリーの最高峰であるダイヤモンドは、カットのデザインや色、重さやブランドなどで買い取りの価格が大きく変動します。
1つ1つが異なる趣や個性を持っているため、大半の買取業者には長年の経験を持つダイヤモンド鑑定専任の担当者が置かれています。
では、質屋や買取業者に預かりや買取を依頼するためダイヤモンドを持ちこんだものの、専任の担当者がいない場合にはどうすれば良いのでしょうか。
担当者が来た時に鑑定を受けることができるように、店舗での品物預かりを提案されるケースがあるようです。
預かりサービスを利用するのであれば、預かり場所や管理方法に関する説明を受けた上で、正規の預かり票を発行してもらい、店長やフロアマネージャーなど店舗責任者に確認のサインをしてもらいましょう。
責任者が不在の場合には、トラブルを回避するためにも、預かりサービスを利用しないのが賢明です。ダイヤモンドの買取は高額な取引になることが多いため、買取業者の中には、店舗での一時預かりそのものを実施していないケースもあります。
店長や専任の担当者が不在の場合、店舗で「宅配鑑定」を利用するよう勧められることもあります。宅配鑑定とは、鑑定担当者が常駐している店舗へダイヤモンドなどを送り、そこで鑑定を受けるというシステムです。
業者の専用サイトで申し込みをすると、パッケージ用グッズが送付されてくるので、記載されている内容に沿ってパッケージをします。査定が完了するとすぐにメールが届くので、その内容と金額で納得できるなら買取を依頼し、納得できないなら送り返してもらいます。きちんと配達証明が付くのでトラブルになりにくい、というのもポイントです。
「せっかく店舗へ出向いたのに担当者がいなかった」という事態を避けるため、多くの店舗では無料の事前予約を受け付けています。
また最近では、ダイヤモンド鑑定を行う担当者の勤務予定を自社サイト上に公開して、買取をスムーズに行うことができるようにしているケースもあります。ですから、いずれかの店舗へ持ち込みすることを考えているなら、まずはそのお店の専用サイトをチェックしてみましょう。
ダイヤの買取は難しいため専任の担当者が必須
近年、ダイヤモンドの買取を巡るトラブルが頻繁に起こっています。その主な原因となっているのは、「買取業者がダイヤモンドの真贋や価値をきちんと査定できない」という点です。
ダイヤモンドは、質の見極めが非常に難しいジュエリーの1つと言われており、正当な評価を行うためには相当の経験が必要とされています。これまで大切に保管してきたダイヤモンドを二束三文で買いたたかれる、というのは非常に残念なことです。
ですから、ダイヤモンドの買取を依頼する時には、豊富な買取経験を有する専任の担当者を置く買取店を選ぶようにしましょう。
専任の担当者がいるかどうかを見極めるポイントは「明確な鑑定基準」です。ダイヤモンドの鑑定は「4C」、つまり「Color(色)」「Clarity(明るさ)」「Cut(研磨技術)」および「Carat(重さ)」の4つに基づいて行われます。
鑑定をした後にこれらのポイントと各評価をきちんと説明してくれる店舗は、良心的な店舗であると言えるでしょう。
一方、ほとんどこうしたポイントについての説明をしない、あるいは付属の鑑定書にしか目を通さず、ダイヤそのものをほとんど見ていないといったケースでは、正当な評価を受けることは難しいでしょう。
窓口で鑑定を行わない、鑑定書がなければ取り扱いをしてくれない、あるいは鑑定時間が非常に短い、というケースも注意が必要です。
金やプラチナとは異なり、ダイヤは1つ1つ異なる個性を持っています。同じ重さのものであっても、微妙な色合いの違いやカット方法の違いで査定額は大きく変化します。
ですから、ダイヤモンドは基本的にネット上の簡易査定が利用できない、ということも銘記しておきましょう。
「どこよりも高く買い取ります」「簡単なチェックで査定額が分かります」といった宣伝をしている業者には注意が必要です。
簡易査定で非常に高い金額を提示しておきながら、実際に本査定ではいろいろとケチをつけて安く買い取ろうとする、というトラブルは少なくありません。
大切なダイヤモンドを売却する際には、買い取り実績が多く、口コミなどの評判が良い複数の買取業者に査定を依頼するようにしましょう。
フリーチケット
家にプラチナのブレスレットがあるけれどほとんど身に着ける機会がないから売ってしまいたいと考えていませんか?そんな人にはフリーチケットがおすすめです。
フリーチケットのお店ではJRの回数券で余ったから使わない分や図書券、あるいは百貨店やスーパーなどの商品券をお得な価格で売ることができます。金のネックレスなどもグラム単位で買取価格が表示されていますので、売りたい品がある人は一度店頭を覗いてみるのもいいかもしれません。
金はK24、K22、K20、K18、K14などの種類があり、金の含有量が高いほど買取価格も高くなっています。プラチナもPt1000とPt650~840では買取の金額に1,000円以上の差が出てきます。